2014年11月13日木曜日

麻布十番:塩の専門店「塩屋(まーすやー)」

突然ですが、「塩屋」は何と読むでしょうか?実は沖縄の方言で「塩」のことを「まーす」、「屋」を「やー」と読みます。私たちは3日後、この塩屋という、沖縄の塩約140種類をはじめ、世界各国の塩約650アイテム以上を取り扱っている国内最大級の塩専門店に訪れました。ここでは、塩を使ったスイーツや、容器、ボディケア用品も販売していました。

 塩の専門家であるソルトソムリエの方に、この店の歴史について伺いました。塩屋は最初、沖縄だけに店舗がおかれていましたが、東京ソラマチに進出し、2013年12月21日に麻布十番に移転したそうです。塩屋では日本初の「ソルトソムリエ」制度を導入しているため、料理や食材に合う塩などを提案し塩選びをサポートしてくれます。

また、塩は暑い夏の季節にも大活躍ですよね!私たちの体内に含まれる塩は、熱中症を防ぐうえでとても重要です。塩が足りなくなると脳からの命令が体に伝わりにくくなり、体が怠い、頭が重い、食欲がないなどの症状に陥ってしまうので、水分だけでなく、塩分も同時に補うことで、体内のミネラルバランスを整えられるそうです。

ティスティングカウンターにて塩選びのコツを教えてくださるソルトソムリエ  2014.7.3清野撮影
外国人に人気な商品について伺ったところ、「アジアの方々には割と沖縄や日本の塩を好み、ヨーロッパの方々には岩塩や入浴剤をよくかっていかれる」と丁寧に教えてくださいました。また「当店で一番人気は何か」という質問には「やはり雪塩と黒塩のですかね。作り方と場所と量によって同じ塩でも味がかわってくるんですよ」と微笑みながら答えてくださいました。丁寧な接客から外国の方々にも日本の良さを感じていただけるでしょう。


取材:小田島遥菜、清野由香里
執筆:小田島遥菜